延反機で袴の生地にシワができないように慎重に数枚伸ばし、生地を重ねます。
およそ1枚の生地につき、1着の袴が仕上がります。
型紙をおいて、チョークで線引きし、裁断機で生地をカットし、縫製作業へ回します。
裁断した本体生地にプレスアイロンでヒダの型付けをします。
アイロンで縫い印をつけたら、いよいよ本縫いへ。
袴の形へ近づいてきます。笹襞(ささひだ)・相引(あいびき)・襠(まち)を縫い合わせ、ヒダがずれないように細心の注意を払いながら袴の前後左右を合わせ縫いしていきます。両脇も、ほつれないように、閂止め(かんぬきどめ)で補強します。
前後の紐・腰板・ヘラの取り付けをして袴の形に仕上げます。その後、アイロンで更にプリーツの型押しをして、しっかり形づけします。
完成したら検針機で針の残りがないか、また、人の手で縫い合わせの不具合がないか等、細心の注意を払い、袴がようやく完成します。
何人かの職人の手を経て、皆様のもとへ商品が提供されます。
裁断した矢筒本体のビニールにファスナーや金具を取り付けます。
ミシンで筒状に縫い、上下にキャップを縫い付けます。
中に筒を入れ、矢筒の形を整えます。
その後、金具にショルダーベルトを付け、弓を巻くための紐を結び付けます。
全ての工程を矢筒が丈夫に保てるように丁寧に仕上げます。
最後に袋詰めをし、完成です。